1964年3月4日、イタリア・トスカーナ州リヴォルノ生まれ。幼少時代から読書が好きで、マーク・トウェインやチャールズ・ディケンズを愛読する。10代で、劇団の脚本や演出を手がけるようになり、クリエイティブな才能を発揮。高校時代の友人フランチェスコ・ブルーニは、ヴィルズィの全作品で脚本を共同執筆しており、クリエイティブパートナーとなっていく。
ヴィルズィは、ローマにある映画学校、イタリア国立映画実験センターで学び、『小さな旅人』(92)などのジャンニ・アメリオ監督や、『ゴールデン・ハンター』や『イル・ポスティーノ』などの脚本家フリオ・スカルペッリに師事する。
1994年、「La Bella Vita」で長編監督デビュー。イタリアのアカデミー賞と呼ばれるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の新人監督賞、さらにヴェネチア映画祭にてイタリアの映画雑誌「CIAK」が選ぶ映画賞を受賞した。
おもな監督作品に、モニカ・ベルッチ主演『ナポレオンの愛人』(06)、2009年イタリア映画祭上映作品『見わたすかぎり人生』(08)、2011年イタリア映画祭上映作品『はじめての大切なもの』(10)、2013年イタリア映画祭上映作品『来る日も来る日も』(12)などがある。
本作『人間の値打ち』は、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の作品賞、脚本賞、主演女優賞を含む7部門を受賞し、12部門にノミネートされたほか、イタリアのゴールデングローブ賞作品賞受賞、ヨーロッパ映画賞の監督賞にノミネートなど、国内外の映画祭で全部門合計40以上もの賞を受賞、29の賞にノミネートという快挙を成し遂げた。また、2015年アカデミー賞®外国語映画賞のイタリア代表に選出された。
1961年生まれ。パオロ・ヴィルズィ監督とは、高校時代以来のクリエイティブパートナー。ローマのイタリア国立映画実験センターで共に学び、以来、ヴィルズィ監督の全作品で脚本を共同執筆している。その他に、エンツォ・モンテレオーネ監督のテレビ映画「自由へのトンネル」(04)、ロベルト・ファエンツァ監督『副王家の一族』(07)、TVシリーズ「ヤング・モンタルバーノ」などの脚本を担当。2011年には、本作でディーノ役を演じたファブリツィオ・ベンティボリオを主演に迎えた『ブルーノのしあわせガイド』で長編監督デビューし、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の新人監督賞に輝いた。
1964年生まれ。小説や短編作品、映画脚本などを手がける作家で、イタリア文学界最高の賞であるストレーガ賞を受賞。おもな脚本執筆作品に、『夫婦の危機』(06/ナンニ・モレッティ監督)、『クワイエット・カオス~パパが待つ公園で』(08/アントネッロ・グリマルディ監督)、『はじめての大切なもの』(10/パオロ・ヴィルズィ監督)、『ローマ法王の休日』(11/ナンニ・モレッティ監督)などがある。

イタリア生まれ。ナショナルジオグラフィック協会やHBO局、ABC局などの仕事で、ニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルスで活動。イタリアに戻ってからは、広告やテレビ映画、ミュージックビデオなどを手がけ、次第に映画作品の編集を担当するようになる。おもな作品に、『ガンスリンガーの復讐』(98/ジョヴァンニ・ヴェロネージ監督)、『人生、ここにあり!』(08/ジュリオ・マンフレドニア監督)、『今ドキ女子の恋愛ショコラティエ』(11/アレッシオ・マリア・フェデリッチ監督)などがある。本作『人間の値打ち』での受賞を含め、これまで3度ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の編集賞に輝いている。
フランス映画界で活躍する撮影監督。おもな作品に、『ずっとあなたを愛してる』(08/フィリップ・クローデル監督)、『危険なプロット』(12/フランソワ・オゾン監督)、『ラブ・パンチ』(13/ジョエル・ホプキンス監督)などがある。

1972年生まれ。パオロ・ヴィルズィ監督の弟で、兄の監督作品の音楽を多数担当。自身も映画監督、脚本家、俳優でもある。